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大サンパウロ市圏で節水へ=22日から実施、44万人に影響

10月21日(火)

 【アゴーラ紙、フォーリャ・オンライン二十日】サンパウロ州水資源局は二十日、アウト・コチーア地方複合貯水池が二十二日午前六時から節水態勢に入ると発表した。
 これによって、大サンパウロ市圏エンブー市、エンブー・グアスー市、コチーア市、ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ市、イタペセリッカ・ダ・セーラ市、オザスコ市(一部)、イタペヴィー市に住む四十四万人に節水の影響が出る。
 今月初めにサンパウロ州水道局(Sabesp)が発表していたように、アウト・コチーア貯水池から配水されている地域を二グループに分け、三十六時間置きの交代制の断水・配水を行う。
 アウト・コチーア貯水池は、ここ数日間に水位の最低記録を幾度も更新しており、二十日の水位は総水量の五・八%を記録。十九日の水位は六・二%だった。
 今月初め、水道局は同地域で「十五日から節水を始める」と発表していた。当時、同貯水池の水位は現在よりも多い総水量の七・六%。十、十一日の大雨で水位が少し上がったため、節水は解除されていた。だが、先週は同地域での降雨はまったくなく、状況はさらに悪化した。
 他所の貯水池の状況も思わしくなく、カンタレイラ地方複合貯水池では十九日、総水量の七・九%の水位となっている。
 気象観測所の十九日の予報によると、大サンパウロ市圏にきょう二十一日から寒気団が訪れ、二十二日から大雨が降る可能性が高いという。
 水道関係の問い合わせは、水道局のフリーダイヤル195番まで。