10月23日(木)
梶原拓・岐阜県知事(六九)が海外日系人協会会長として「日本と日系社会との関わり」をテーマに、二十五日(土)午後二時から文協小講堂で講演会をすることが決まった。
知事自身が移住関連資料を読む中で、過去から現在への日系社会との関わりの変遷、「支援型」から「共存型」への関係の移行、留学生制度を含め、より県民に理解される県人会との関係などについて考えた点を講演する予定。
ブラジル日本移民百周年記念祭典協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル日本文化協会、ブラジル岐阜県人会の共催。特に祭典協会が主催に加わる初めての行事として注目される。
梶原知事は、岐阜県人会主催の岐阜県人ブラジル移住九十周年・同県人会創立六十五周年記念式典が、二十六日午前十時から文協記念講堂で開催されるのに合わせて二十四日に来伯する予定。
海外日系人協会会長は、全国知事会会長が兼務することが慣例になっている。土屋義彦・前埼玉県知事の辞職で空席になっていた同知事会会長へ、梶原知事は九月十二日に無投票で選任されたばかり。同知事は旧建設省の官僚出身で、一九八九年に初当選し、現在四期目。