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中国と核燃料開発=ブラジルの発電機器納入

10月25日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】アマラル科学技術相は二十一日、中国政府との間に宇宙衛星の共同開発に続き、核燃料の共同開発にも踏み切る計画を発表した。
 ブラジル使節団は十一月、中国を訪問しブラジル核公団が中国公司と合弁会社を設立するための打ち合わせを行う。中国は二〇二〇年までに、原子力発電所を十六基建設する。
 ブラジル核公団は合弁契約に伴い、中国の原子力発電所へ発電機器を納入する。ブラジルは中国への核関連サービスに続き、東南アジア諸国へも同サービスを提供する計画がある。
 核共同開発のほか宇宙開発計画で、さらに二機の宇宙衛星を近日打ち上げる。宇宙計画は、現在の出資率三〇%を五〇%に引き上げると発表した。ブラジルは宇宙衛星により森林管理や農産物の作つけ状況、自然災害などで独自の管理システムを開発した。
 これまでフランスの衛星を使い、三カ月で百五十万ドルを徴収された。衛星には一トン半もあるカメラ三台を搭載して、八十日間も軌道を旋回する。ブラジルのアウカンタラ宇宙衛星発射基地は、これまで三度の打ち上げに失敗している。