10月25日(土)
戦後移住五十周年に当たる今年、アマゾナス州都マナウス市でも日本文化を紹介する数多くの行事が予定されている。マナウス総領事館(高橋勇総領事)は西部アマゾン日伯文化協会との共催で十一月三日から九日までの七日間、日本映画祭、空手のデモンストレーション、折り紙講習会など十一の文化イベントを実施する。
「毎年、同ようの日本文化週間があるのですが、今年は例年以上の規模。例えば和菓子の講習会には日本から講師を招きます」と話す関川勇三領事がとりわけ力を注いでいるのは、写真展。日本の年中行事、歴史的建築を紹介するパネル六十枚をこのために作成した、という。
「総領事館所有の財産として今後も活用したい」そうで来年、ロンドニア州の九月十三日植民地で予定される入植五十周年祭の会場でも展示される予定だ。
関川領事によると、同総領事館管轄地域には約五千人の日系人が在住。マナウス市には二百人近い日系進出企業の駐在員もいる。昨年から今年にかけて新たに三社が日本から進出するなど、フリーゾーンとして知られるマナウスの製造業界は、「上向きにあるようです」。好景気の波に乗って日本文化週間にも多くの人出が期待できそうだ。
日程は次の通り(会場は空手をのぞいてすべて西部アマゾン日伯会館)。
三日・折り紙講習会▽四日・折り紙手芸講習会、日本映画祭(山田洋次監督の作品など)▽五日・千代紙人形講習会▽六日・和紙ちぎり絵講習会▽七日・生け花デモンストレーション▽八日・和菓子講習会、空手デモンストレーション(ヘネ・モンテイロ小中学校体育館)、紙芝居▽九日・日本料理講習会▽四日から九日・写真展、総領事館所有の広報文化啓発品展示会。
開催時間など問い合わせはマナウス総領事館(電話0xx92・232・2000)まで。