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東西南北

10月28日(火)

 サンパウロ大学(USP)の学生(二〇)が二十一日、サンパウロ市チエテー川で遺体となって浮いているのが発見された。学生は十七日夜、同市中心部にある同法学部伝統のパーティー「ペルアーダ」に参加してから、行方不明に。二十二日、父親(五〇)が腐敗の進んだ遺体を身元確認した。学生はまじめな青年で、人間関係での問題もなかった。ペルアーダには約二千五百人が参加したが、けんかなどは一切なかったという。遺体には暴力を振るわれたような跡はなく、死因は今のところ溺死。殺人事件としても捜査される。
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 リオ市西部バーラ・ダ・チジュカ海岸で二十六日午後、アラストン(集団強盗)があり、約一キロ範囲にいた海浜客が次々と襲われた。被害者によると、強盗の数は約六十人。現金や携帯電話、身分証明書類、バッグ、時計、小切手などのほか、洋服やサンダルまで盗まれたという。警察は容疑者二十人を逮捕。うち十八歳以上は七人だけだった。また同日午後、南部イパネーマ海岸とレブロン海岸でも、強盗約三十人によるアラストンが発生。容疑者は逮捕されていない。
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 二十四日にサンパウロ州ジュキチーバ市で死亡したTさん(四四)の話。Tさんは、運転中のトラックをレージス・ビッテンクール街道で横転させ、軽傷を負った。救急車で病院へ運ばれる途中、タイヤがパンクして橋から十メートル下へ転落した。医師や看護婦、運転手は負傷。Tさんは皮肉にも二度目の事故で死亡した。
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 サンパウロ市北部カンポ・デ・マルテ空港で二十五日、ヘリコプターが墜落。操縦法を教えていたインストラクター(四七)が死亡、生徒(三五)は負傷した。