10月29日(水)
【アゴーラ紙二十八日】二十二日から始まった大サンパウロ市圏の節水は、三十六時間ごとに配水と配水停止を繰り返すもの。ところがイタペセリッカ・ダ・セーラ市の住民は七十九時間も水が来なかったと訴えている。サンパウロ州水道局(Sabesp)は、水道に水を送るポンプの故障と説明している。そのため同市四十八区のうち二十六区の水道水が止まっている。
同市ジャルジン・ヴィルジニア区のパン屋で働くリバスさん(二九)は、二十三日午後六時に給水が止まり、二十七日午前一時になって水が出るようになった、と証言している。リバスさんは、「パンを作るのに水を一たる買った。食器を洗うために山に水をくみに行かなければならなかった」と話していた。