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東西南北

11月1日(土)

 サンパウロ州水道局は三十日、カンタレイラ貯水池に降らせた人工降雨のおかげで水位が増加しているので、節水の可能性はないと発表した。飛行機を使って雲に最高三百リットルの水を含ませ、雲を重たくさせて雨を降らせるのが人工降雨。すでに二十四回の飛行が実施され、成功しているという。
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 TAM航空のフォッカー100機がサンパウロ市ジャバクアラ区に墜落(九六年十月三十一日)して七年になる。この事故で九十九人が死亡。うち二十人の遺族がまだ訴訟中で、賠償金を受け取っていない。特に未亡人となった人たちが子供を抱えて困窮している。弁護士によれば、さらに二十年かかる可能性があるという。北米で上訴した人たちは超法規的措置で、三十万から百万ドル受け取っている。
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 サンパウロ州アパレシーダ大聖堂で二十七日、聖像に取り付けた献金箱が破られた。大聖堂のゲデス警備主任の話では、献金箱は聖堂から一キロ離れた同市クルゼイロ区に設置されたブロンズのキリスト像に取り付けてあった。盗まれた献金は二十万レアルぐらい。先週は三万人の信徒が同所を訪れ、常時警備は一人のみで、人出の多い日は警備増強が必要という。
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 三十一日は「ハロウィーンの日」。米国で祝われる〃魔女の日〃である。だがヴァーレ・ド・パライーバ地方サンルイス・ド・パライチンガ市では「サシーの日」を祝うことに。米国の習慣ではなく、ブラジルの文化である妖怪サシーをたたえようではないかと、同市が発令した。
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 エスタード紙は、二日の「お盆の日」に、サンパウロ市の二十二カ所の墓地へ百五十万人が訪問すると報道。交通渋滞や、お供え用の花の値段にも気を付けるよう呼びかけている。