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ブラジル書道界の第一人者=渡辺少南さん死去

11月4日(火)

 ブラジル書道界の第一人者、渡辺少南さん(本名英夫)が、三十一日午前三時、モジ市内の病院で肺ガンのため死去、七十六歳。北海道出身。書道一筋、長年、北辰書道会ブラジル支部長、ブラジル書道愛好会師範として、ブラジル書道界に多大の貢献をした。
 アルファベット書道を考案、普及につとめ、定着させた。毎日書道展では、今年十回目の入選、海外で初めて会友となる資格ができ、その申請中の死去だった。
 一日、遺族に森本龍石北辰書道会会長、林俊三氏(元毎日新聞社)から「数々のご功績を偲び、心から哀悼の意を」、斎藤明毎日新聞社社長・(財)毎日書道会理事長から「本社主催の国際高校選抜書道展に第一回から出品の道を開き、国際交流に大きく貢献、感謝の念に堪えません。ご逝去はまことに残念です」と追悼文が届いた。
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 三十五日法要が、三十日午前十一時からモジ・ダス・クルーゼス市内の禅源寺で行われる。