PCC、サンパウロ市警察署を銃撃=軍警2人が殉職=12カ所で300発撃ちまくる=服役中の最高幹部が指示
11月5日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サウロ・アブレウサンパウロ州保安局長官は三日、サンパウロ市内やABC地区、海岸都市などの治安当局施設十一カ所と市警の建物を二日午後から三日にかけPCC(首都第一コマンド)が襲撃し、軍警二人が殉職、九人が負傷したと発表した。刑務所が拘置者の刑度別管理制度を実施したことから、犯罪組織が報復に出ることは予測されていた。同長官は、虚を突かれたものではないと述べている。
犯罪組織PCCは自動車やバイクに分乗して手に小銃を持ち、サンパウロ市内やサンヴィセンテ市、グアルジャ市の軍警警察署十カ所、移動派出所、市警警察署などを次々襲撃し銃弾三百発以上が撃ち込まれた。襲撃命令は、刑務所内部から指令されたと、当局は報告した。
刑務所が犯罪組織の幹部の隔離システムを導入し連絡を完全に遮断したことを犯罪組織が不満とし、何らかの報復行動に出ることは予測されていた。保安長官は、不意打ちに対する態勢は整っていたと述べた。
殉職した軍警は、ファビオ・ソアレス軍曹(五〇、ペルース署所属)とペドロ・C・クーニャ伍長(四四、トレメンベ署所属)の二人。襲撃を実行したのは末端メンバーで、思考力がなく組織の指示に無分別に従う未成年者だという。
盗聴システムで、組織がフィナード(お盆)に事を起こす準備をしていたことは事前に察知されていた。軍警上層部は連絡はなかったといっている。襲撃が始まってから、各署は消灯しパトカーは点滅ランプを消すように指示されたと報告している。
組織犯罪課(DEIC)のゴドフレッド課長は次のように報告している。拘束中のPCC最高幹部が新管理システムを中断させるため警察署を襲撃するように、幹部二人に指令したというのだ。襲撃の指揮を執った二人の身元は判明しているので、逮捕は時間の問題だといっている。
最高幹部が拘束されているプレジデンテ・ベルナルデス刑務所は最新式の監視システムを取り入れた究極の刑務所とされている。サンパウロ州保安局はPCCを完全に掌握しており、あとは〃体力消耗〃で自滅を待っているだけだと、保安長官は述べた。