11月5日(水)
大サンパウロ市圏の住民九百万人に配水しているカンタレイラ貯水池は四日、創水量の四・八%の水位を記録。前日より〇・二%少なくなった。サンパウロ州水道局は一カ月前、「五%以下になるのは危険であり、来年節水となる可能性もある」と述べていた。だが当局の現在の姿勢は、「心配しなくてよい」。三十一日、同貯水池上空で人工雨を試み、わずか一日で一八・八ミリの降雨に成功したからだ。これは四日分の雨量に相当する。
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ロンドニア州カコアル市の軍警、市警、国立インジオ保護財団(Funai)の合同作戦で十月三十一日、ルーズヴェウト・インジオ保護地区で金掘り人四人の遺体を収容した。金掘り人が保護地区に侵入したため、インジオに襲われたものとみられている。同保護地区はロンドニア州とマット・グロッソ州の州境にある。同作戦で別に白骨死体も見つかった。作戦は遺体を金掘り人の仲間に渡して打ち切られた。
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サンパウロ州都市圏鉄道公社(CPTM)が経営する鉄道の死亡事故が、〇一年一月-九月期と比べて〇三年同期は一八・六%増加している。〇一年は四十三人死亡、〇三年は五十一人死亡している。CPTMによれば、線路に入れないように設置されている塀に穴が開けられ、線路の上を歩く人が増えている。穴は毎日のように開けられ、セメントでふさぐ暇が無いと嘆いている。
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サンパウロ州送電会社エレトロパウロは、二〇〇二年に十万軒の電気を切り、今年はこれまでに四〇%増の十四万軒の電気を切った。失業と不景気によるものと伯字紙は伝えている。エレトロパウロはサンパウロ市ほか二十三都市に配電している。電気料金の支払いが四十五日以上遅れると、電気を切られる。