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コラム オーリャ!

 援協は奄美会館で少年少女を対象に非行防止プログラムをスタートさせた。この事業はブラジル社会に踏み込んだ支援になる。友好病院で、小児科の無料診察を実施しているとは言え、施設内に非日系人を受け入れるというのは、よほど覚悟がいったよう。
 利用者の選考―。地域の学校から推薦を受けた上で、面接して決める。身辺調査はしっかりやるという。会館内にはコンピューターをはじめ、多くの機器機材がそろえてあり、犯罪の標的にされるのが怖いからだ。
 「困窮者だからといって、誰でも良いというわけではありません」と関係者は慎重な姿勢。
 経営側にとって公益福祉団体登録が優先課題になっている。リスクを負ってまで新規事業に乗り出すのは、危機意識の表れでもある。  (古)

03/11/06