11月11日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】サンパウロ市交通公社(CET)は九日、全市の車両運転手へマルジナル・チエテで交通制限を行うと通告した。マルジナルのペニャからラッパ方向を通過予定の車両は、当面カーザ・ベルデ陸橋から左折してマルケス・デ・サンヴィセンテ大通りとエルマノ・マルシェッチ大通りへう回するよう呼びかけている。
事故は八日、溶剤三万リットルを積載した大型トラックがフレゲジア・ド・オ陸橋近くのカブス川へ転落し爆発炎上した。炎は付近の高速道陸橋まで達したため、マルジナル・チエテのペニャ・ラッパ線を交通止めにした。臨時のう回路設置は、十五日かかる模様だ。
トラックを運転していたクラウジネイ・ロッシさん(三五)は、焼死した。火炎は二十五メートルの高さに及び水銀灯や付近で就労中のトラクターを焼失、鎮火に二時間を要した。溶剤の一部がカブス川へ流れ込み川岸の草木が延焼した。陸橋は構造的に破損したため、応急措置として二十八本の橋げたから補強する。予定では近日、爆破して新たに構築する。
この事故で渋滞は、広範囲に及んだ。事故を起こしたトラックの撤去作業は、翌九日の午後六時までかかった。CETは車両運転手に、同地域をう回する前に地理を前もって調べてから出発するように注意している。