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恋人2人を遺体で発見=キャンプ中の悲劇=麻薬常習者の犯行か

11月12日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ジュキチーバ郡にある地主不在の農場でキャンプをしていたフェリッペ・S・カッフェーさん(一九)と恋人のリアーナ・フリースデンバーフさん(一六)は一日から消息を絶ち、十日両人は遺体で発見された。
 捜査当局は十日、容疑者として未成年のR(一六)を拘束した。取り調べに対してRは、共犯者の通称ベルナンブッコが一日、フェリッペさんの頭部に拳銃を発砲し殺害したと供述した。遺体は殺害現場から三キロ離れたエンブー・グアス郡の森の中の滝のそばに遺棄したとした。
 なお供述ではリアーナさんを隠れ家へ拉致した後、刺殺しフェリッペさんの遺体から五百メートル離れた所に遺棄した。リアーナさんの父親の話では犯人からは、身代金の要求はなかったという。犯罪の目的は不明。タボアン・ダ・セーラ警察は麻薬常習者の犯罪とみている。
 隣人は、リアーナさんが不審な男と歩いていたのを目撃した。しかし、隣人の家にはテレビもラジオもなく、流浪者のような生活をしており、警察へ連絡する習慣もなかった。町へ買い物に行ったとき、うわさで事件を知ったという。
 リアーナさんは家を出るとき、女友達とイリャ・ベーラへ行くといった。フェリッペさんは、ジュキチーバの住所を置いて行ったが、恋人が一緒とはいわなかったと家族は述べた。両人は同じ学校で知り合った。
 リアーナさんは土曜日の晩、母に電話する習慣があり、母親は異変を感じたとしている。帰宅予定日の二日、リアナさんの父親は不審に思って友人らを尋ね、ジェキチバへ行ったことを知り直行した。三日早朝、もぬけの殻のキャンプを発見した。