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東西南北

11月12日(水)

 九日夜、ベロ・オリゾンテ市圏ベチンにある留置場で反乱があり、市民警察二人が人質となった。この留置場は市警が管理しており、六百七十三人が収容されていた。以前から、留置者たちは四百人収容のところに六百七十三人も入れていたと訴えていた。軍警によれば反乱者たちはけん銃二丁、カービン銃を持っている。
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 軍警は九日のカランジルー複合刑務所のエスタード刑務所から八十七人が脱走した件で、今年三回同拘置所の内部捜査を実施したと発表した。それにもかかわらず、再逮捕者四十六人から、携帯電話二十一個、三十八口径のピストルと弾、車のバッテリー(トンネル内照明用)十三個を押収した。二月十七日にはほかにマリファナ二十八服、ナイフ十六本、鉄棒数本、携帯電話充電器が見つかった。五月二十六日も同ようで、十月三十日は短剣三本も見つかっている。
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 大サンパウロ市圏カンタレイラ複合貯水池の水位がどんどん下がっており、十日には総水量の三・七%となった。それでもサンパウロ州水道局は、十三日になるまで同貯水池の配水地域での節水は実施しないという。寒冷前線がサンパウロ市に近づいているため、「雨が降るかもしれない」と当局は期待しているのだ。当局自身が「五%以下の水位は危険」としていたが、どうやらそれを忘れてしまったらしい。
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 サンパウロ市内で車を運転する人は、いったん渋滞している道に車を乗り入れたらなかなか抜け出せない。サンパウロ市交通技術公社(CET)の調べによると、月曜日のラッシュアワー時の平均交通渋滞延べキロ数は七四・六キロで、平日では一番すいている。最高は金曜日で一三六キロ。次は木曜日で一二三キロ、火曜日一〇九・三キロ、水曜日九八キロと続く。