11月13日(木)
高校生カップルが殺害された事件で、二人の遺体は十一日、それぞれ違う墓地に埋葬された。同級生たちは、「二人が殺害された別荘が危険な場所だとは思わなかった。自然豊かな美しい場所で、危ない目に遭ったことはない」と話しており、友人を失ったショックを隠せない。フェリッペさんの父親(五二)は、「若者はもっと両親と心から打ち解けるべき。友人たちのアドバイスではなく、親の意見を聞くべきだ」と言明。「恋人と二人きりで旅行に行かせないことを知っていたから、息子はうそをついた」と悲しんでいた。
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所得税法改正案が十七日、上程される。可決されると百万人の納税者が、免税になる。現行法では免税とされるのは月間純所得千五十八レアルまで、改正案では千三百レアルまでとなる。この改正による政府の税収減は、五十億レアルとされる。まず下院財政委員会で審議され、十二月十五日本会議で表決される予定。最後に大統領が三十一日、署名すると発効する。
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サンパウロ市マルジナル・チエテ街道のフレゲジア・ド・オ陸橋付近で大型トラックが爆発事故を起こしたことで、サンパウロ市は十二日う回路を指定した。カステロ・ブランコ街道方面へ行く場合は、タツアペー陸橋を渡りサリン・ファラー・マルフ通りを走る。ラジアル・レステを使う場合は、アリカンドゥーヴァ陸橋を渡り、ピケリー陸橋から入る。事故現場近くから入る場合もピケリー陸橋から入る。
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サーカス『スタンコヴィッチ』の所有する体重四トンの象『バンビ』が十一日、サンパウロ市東部タトゥアペ区のウリエル・ガスパール街を二十分間歩き回った。バンビは柵で囲まれた敷地内を毎日散歩していたが、その日は柵が開いていたために柵の外の桑の実につられて脱け出した。運転手らが象を見物したため、付近は渋滞した。