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コクエラふるさと祭り=毎年規模拡大で3万人来場

11月13日(木)

 コクエラ日本人会(塚原忠男会長)主催の第十三回ふるさと祭りが八、九の両日、モジ市コクエラ区の同会館(モジ・サレゾーポリス街道十キロ)であった。通算来場者数は約三万人。花や果物、野菜など産地直送農産物の展示即売のほか、カラオケ、ビンゴ、音楽ショーなどに会場は沸いた。
 モジ市は南米随一の日系コロニアを有し、サンパウロ州最大の園芸果樹栽培地としても知られるところ。ふるさと祭りは毎年テーマを変えて開かれるが、今年は「団結と豊穣」。それぞれがビワや柿、きのこ、ランなど一~二種の作物を担当、当日は各自が持ち寄った作物が千平方メートルの会場に合わせて約五百点が並び、もう一つの会場ではカラオケやビンゴなどで盛り上がった。トラクターや農業機械の展示もあり、関係者を釘づけにした。
 そのほか、輸入品や洋服、手工芸品販売テントや日本食の露店もあり、人気を博していた。また、ふるさと祭りでお馴染みの盆踊り大会も催された。同日本人会の塚原会長は、「毎年、規模が大きくなってきて、嬉しく思う。来場したお客様も『内容が珍しい』と感心してくれた」と満足そうに語っていた。