11月15日(土)
スザノ福博村(中島静男会長)は八、九両日、同市ヴィラ・イッペランジャ区の同会館で文化祭を開いた。今年入植七十二周年を迎え、村の歴史を振り返ろうと初めての企画。初日の午前十時から開会式が開かれた。
先駆者への黙祷後、あいさつに立った中島会長は、五十三年前の大浦文雄顧問の言葉を引用。教育の基礎を築き、村作りに貢献した同氏の功績をたたえた。この後、中島会長、木村サミオ・スザノ市会議員、伊野一彦氏の三人でテープをカットした。
会場内には、時代ごとの移住地や日本語学校開校当時の写真、現児童の習字、絵画などが展示され、訪れた人の目を楽しませた。屋外サロンでは青年たちにより和太鼓のショーが披露され、石橋光さんが演奏に合わせて福博村村歌を熱唱した。
パーティーが午後三時から、行われ、関係者たちは昔話に花を咲かせた。