11月19日(水)
福岡、長崎、熊本、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の八県の芸能者たちが一堂に会した第五回九州ブロック演芸祭が九日、リベルダーデ区トマス・デ・リマ街のブラジル沖縄県人会会館で開かれた。
演芸祭は各県持ち回り、隔年で催され、今回は沖縄県人会(宮城調智会長)が担当、会場には我が県の伝統芸能を見ようと約百五十人が押し寄せた。
演芸祭は午前九時、先没者への一分間の黙祷で始まった。高安宏治大会実行委員長(沖縄)が、「九州の各県がそれぞれの素晴らしい文化芸能を披露することで、お互いに理解し合うことができ、その目的である交流と親睦を深めることができる」とあいさつ。来賓の竹下康義県連副会長が、「九州ブロックの交流が波及し、各県人会がまとまり、交流を続けることが県連の願い」と述べた。
公演は沖縄の合同演奏で開幕。宮崎県の「稗搗節」、佐賀県の「女忠臣蔵」、福岡県の「川筋太鼓」、鹿児島県の「鹿児島小原節」、熊本県の「竜虎の舞」などのほか、長崎や大分の各県代表がカラオケを披露、最後は沖縄県の「琉球国祭り太鼓」が演奏、舞台前に観客らの踊りの輪ができ、大盛況のうちに幕を閉じた。なお、来年はカラオケ大会が開催される予定。