11月25日(火)
ブラジル人はクレジットカード、コンピューター、携帯電話など、現代文明を象徴し、先進国で使われる商品をよく使うことが、イギリスの調査会社『ターゲット・グループ・インデックス』とブラジル世論調査・統計機関(Ibope)が〇二年に共同で実施した調査で判明した。
同調査では五十一カ国、計十億人の代表として、六十七万二千九百人の消費者を対象に聞き取り調査が行われた。ブラジルではサンパウロやリオなど五千七百万人を抱える十一の市場で、十二歳から六十四歳の男女一万六百人に面接調査が実施された。
調査結果によると、テレビを見てサッカーを応援する人の割合では、ブラジルは二番目に高く(一番は中国)、月に一度映画館に行く人の割合は一五%で、四番目だった。クレジットカードはA、Bの所得クラスでは六一%(九九年は三八%)、Cクラスでは三九%(一七%)、D、Eクラスでは二三%(五%)、全体では四六%の人が利用している。この割合はドイツ(二四%)を上回り、アメリカ(七〇%)、イギリス(六〇%)に続いて高かった。
コンピューター利用者の割合は二八%(アメリカ、イギリス、ドイツに次いで四番目)で、インターネット利用者も同じ割合だった。携帯電話利用者の割合は四〇%で、ベネズエラ(六五%)、チリ(四八%)より低かった。しかし、主に若者の間で携帯電話市場は拡大し、ここ三年間で十二歳から十六歳の利用の割合は二八%から四四%に上昇している。