11月25日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】ブアルケ教育相は小学入試禁止を提案していた教育審議会(CNE)の意見書を承認した。
現状では、小学入試は多くの私立学校に採用されている。入試の禁止により、公私立各校は入試を実施した場合は罰を受ける。罰則内容については各州と市の教育審議会が決定する。
募集定員より応募者が多い場合、各校は先着順、抽選といった別の選抜方法を採用しなけらばならない。小学入試は教育基本法ではすでに禁止されていた。CNEの意見書はサンパウロ州検察局のファヴェーロ検事の要請に応えたもの。同検事は障害児が入試を実施する小学校に入学できていなかったことを調べ、三年前に教育省に入試禁止を要請していた。
同意見書によると、たとえ両親が認めたとしても、子どもが不安、圧力、欲求不満の下に置かれることを防ぐのが小学入試禁止の狙いだという。CNEは学習到達レベルを知るための試験は認めるとしている。