11月27日(木)
共同通信社の南米支局(リオ)に七月中旬赴任してきた本蔵一茂さん(三五、鹿児島県)が、あいさつのため来社した。
本蔵さんは、昨年八月から今年二月まで、アフガニスタンのカブールに駐在し、タリバンの残党が跋扈する同地で取材を重ねてきた。「カブールの治安はまあまあでしたが、中央の権力が届かなくなる地方へ行くと、やっぱり緊張しましたね」という。武装したボディガードを連れての取材も経験したそう。戦争後に帰国してきた難民たちを取材した時は「前向きな希望を持った考えを持つ人たちに心をうたれました」と述懐する。
学生時代にメキシコへ留学経験もあるスペイン語通の本蔵さん。ブラジルでの抱負は「日本から見て、身近に感じてもらえるように、いろいろなことを紹介していきたいです」。