京都市教育委員会は十一日、教員が自分の専門性や得意分野をアピールして転任先を希望する、フリーエージェント制度を導入した。
また、文部科学省は、理科と数学で、分かりやすい指導法や教材に工夫を凝らしている教員を公募し、約三十人に各五十万円を補助する。
「ブラジルの教師は、日本のように生徒の相談にのるようなことはしない。時間が終わればさっさと帰る人が多い」とは、日本語学校教員の言葉だ。薄給などが理由で、教員間でも熱意の差が激しいと聞く。生徒が教師を選べないだけに、右のような制度は、教員自身の能力を見直すきっかけになる。日本語教育活性化にどうだろう。 (佐)
03/11/28