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大学の評価制度改正案発表=教育相が法案作成=国家試験で学生評価せず

12月2日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】クリストーヴァン・ブアルケ教育相は二日、大学の評価システムの改正案を出す。同案では、大学教育国家試験(ENS。通称プロヴォン)は、新しい大学評価事項の一点として続行される。
 プロヴォンはこれまで、個人の学力を評価し、同時に大学のレベルを測るものとされてきた。だがブアルケ教育相の案では、プロヴォンは大学のレベル測定のためだけに利用される。九月に、プロヴォン廃止案が提案されたが、同案は退けられた。
 同案によると、プロヴォンは、三年おきに実施される。一年目は保健・教育・生物科学系が対象、二年目は技術・地理科学系、三年目はその他の大学となる。その次の年は、再び保健・教育・生物科学系となる。
 新しい大学評価システムは、「大学開発指数」と呼ばれる。学習度を測るプロヴォンのほかに、教員評価、大学の施設の評価、現実的なプロジェクトを大学側がしているかなどをみる現状適応度の四点が、大学評価の重点となる。
 この四点の結果、大学は「良い」「普通」「悪い」の評価に分けられる。「悪い」と評価された大学は、教育省と学生たちに対して、改善を約束する書状にサインする。連邦政府側は、大学に改善点を指摘。大学は三年以内に目標を達成しなければならない。
 「わずか一年間で状況を改善できるわけがない。プロヴォンを三年置きに実施するのもそのためだ」と、ブアルケ教育相は説明する。
 学生数が少ない大学ではすべての学生がプロヴォンを受けるが、学生が多い大学では、プロヴォンを受ける資格はくじ引きで得られる。これは、プロヴォンが学生の学習度を測るのではなく、大学のレベルをみるためにあることを強調している。
 大学の施設の評価面では、大学の大学院コースは良いものか、実験室などは満足のいくものか、などを評価する。
 現状適応度では、学生がボランティア活動や大人の初歩の読み書き教育などに参加しているかどうかをみる。

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