ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
サンパウロ州のがんの現状発表=肺は手遅れ多く
12月2日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙】サンパウロ州内の公立病院と、統一保健システム(SUS)と提携する私立病院五十二院では、ここ三年間に七万八千四十人のがん患者が新たに記録された。
その内訳をみると、患者数の五一・六%を女性が、四八・四%を男性が占め、患者の平均年齢は五十七歳だった。女性に多いがんは乳がん(二六・五%)、皮膚がん(一八・八%)、子宮頚部がん(一四・九%)で、白血病(三・六%)、肺がん(三・一%)、大腸がん(三・〇%)が後に続く。男性の場合は皮膚がん(一九・三%)、前立腺がん(一五・八%)が多く、肺がん(八・七%)、胃がん(六・〇%)、白血病(四・六%)、食道がん(四・二%)となっている。
早期発見されたがんは全体の五六%で、手後れは四四%。手後れのがんのうち、注目を集めているのは肺がんで、男性の肺がんの八七・六%が発見時にすでに手の施しようがない状態だという。一方、乳がんと子宮頚部がんは約六〇%が早期に発見されている。この違いは検査法によるもので、肺がんの早期発見はまだ難しいという。
高血圧や糖尿病のようにがんは慢性病なので、病気を抱えていても治療次第で患者は生き長らえることができると専門家たちはみなす。年齢が上がるに連れてがんにかかるリスクは高まるので、社会の高齢化とともにがんの罹患は増加している。がんは古代エジプト、ギリシアでもすでにその存在が知られていた。