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トラック17人ひき殺す=聖体行列に突っ込む サンパウロ州

12月3日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ州アラウアー市アンチパス・コスタ州立自動車道で三十日午後六時三十分、交通事故が発生し、子供七人と妊婦一人を含む十七人が死亡、二十二人が負傷した。被害者らは、「無原罪の懐胎の聖母」の聖体行列にいた人々で、大麦を積んだトラックにひき殺された。運転手は救助もせずに逃げたという。
 同自動車道は狭く、電灯や道路沿いのスペースもないので非常に危険である。ジョゼ・アウヴェス神父は信者たちに、この道路を避けるようアドバイスをしていたが、信者約百人はそれでも州道での聖体行列に参加した。
 目撃者によると、行列が祈るために路上で止まっていた時、坂上から高スピードのトラックが現れ、次々と信者たちをひいていったという。
 パラナ州ドウトール・ウリッセス市(クリチーバ市から180キロ)では一日午前、バスが深さ二十メートルの崖下に転落し、少なくとも二人が死亡、三十一人が負傷している。
 サンパウロ市東部では一日午前、マイクロバスとロタソン車、乗用車、オートバイを巻き込む事故が発生。一人が死亡し、三人が負傷した。