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サンパウロ市、上級職を新設=無試験採用の役職数400に
12月4日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】サンパウロ市役所は区役所内に新たな上級職を設ける法案を間際になって修正し、採用試験なしで就任できる役職の数を三百八十三から四百に増やした。
同修正案は二日、サンパウロ市議会で承認された。上級職の新設は行政職の分散化の一環で、地区行政を担っていた三十一の区役所が、教育や保健など、かつて分野別に集約され、多くの職員が必要とされた分野に対応するようになったことを上級職の新設理由としてサンパウロ市役所は挙げている。
問題なのは新設される役職の数だ。二十日に第一回採決で承認された原案では、千二百十六の役職総数のうち、三百八十三の役職で採用試験が免除されていた。しかし、役職数は変更され、承認された時には市議たちの間に多くの混乱が巻き起こった。
同法案を市長に利するものとすでに決めつけていた野党は批判をさらに強めた。新役職は市の利害がからむ計画を年内に承認するために、市議たちに分配されるだろうとの声が上がっている。
論議が高まる中、与党リーダーのアントニオ議員(PT)は「法案の大部分は原案通りとなっている」と市の立場を擁護した。また、統一教育センター(CEUs)の上級職新設法案が五日までに市議会で採決される予定だ。