12月4日(木)
連邦警察は二日、ペルナンブーコ州で腎臓取引の容疑者十一人を逮捕した。連警によると、この犯罪組織は二人のイスラエル人によって指揮されていた。腎臓を密売するために、候補者は血液型検査などを受け、合格すれば南アフリカへ行く。そこで片方の腎臓を取り出す手術を受け、報酬として六千~一万ドルが支払われる。連警は、すでに三十人が腎臓を密売したとみている。
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二日未明、大サンパウロ市圏グアルーリョス市アイルトン・セーナ自動車道二十八・六キロ地点で、バス一台と乗用車二台が衝突する事故があり、夫(三一)と妻(二七)、息子(一つ)の三人が死亡した。事故前、家族が乗っていたゴル車が故障し、夫の兄が助けにきた。兄のヴォヤージェ車に牽引されていたゴル車に、突如現れたバスが突っ込んだ。ヴォジャージェ車は転倒し、ゴル車は引きずられて引火した。兄は軽傷で済んだが、親子三人は焼死した。
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サンパウロ州保健局は、黄熱病のワクチンを受けるように呼びかけている。これは年末年始の休暇が近づき、他州へ旅行する人が増えるため。黄熱病にかかるリスクの多い州はマラニョン州、マット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スル州、ゴイアス州、トカンチンス州など八州。ミナス州もワクチンをしておいた方がよい。旅行の十日前にすること。問い合わせは電話1512番まで。または保健局のホームページ(ww.cve.saude.sp.gov.br)を参照。
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サンパウロ大学入試業務担当財団(FUVEST)は、十一月三十日に行った第一次試験の結果を十九日午前十時に発表する。同日、第二次試験の日程も発表される。詳細はホームページ(www.fuvest.br)で。