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中年を襲う気力の衰え=早めに精神科医へ

12月4日(木)

 【ヴェージャ誌】ヴァウデマール・カリル氏は、モジ・ダス・クルゼス市でビンゴ店を経営している。人生を生きることには、飛び抜けて自信があった。ところが四十八歳のとき、心臓に異常を感じ手術をした。それ以来、自分でも分からない精神的な無気力感を感じるようになった。
 友人や家族との会話が、面白くない。別荘に一人こもり、人生とは何か考える日が多くなった。妻は精神科の治療を受けるよう命令した。診断は体力の減少と気力の衰えだった。それまで弱気は、女性の病気だとばかり思っていた。
 〃体力の衰えは気力の衰え〃症候群は、ブラジルに一千万人いるらしい。気力の衰えは、事業にも反映する。一代で終わる会社は、このケースが多い。統計によれば、気力の衰えは女性のほうが男性よりも二倍多いとされる。原因は、出産によるホルモン分泌の疾患と説明している。
 しかし気力の衰えをはかなみ自殺を試みる男性は、女性の四倍多い。女性は異常を感じたら医師の診断を受けるが、男性はこのような症状で医師に訴えることを恥としている。男性が医院の門を叩くのは、重症になってからが多い。
 男の中の男を自負するタイプは、同時に大きな精神的リスクも負っている。実力で勝負する人、独立心旺盛な人、一騎当千型の人、頑強な自己管理能力がある人は、健康の歯車が狂い始めると歯止めが効かない。女性なら錠剤に走るが、男性なら拳銃に手が行く。
 気力の衰えは精神科医が新薬を処方するが、あくまで本人が解決するべき精神的な問題といえそうだ。人生はあるとき、喜望峰を迂回したことを認めなければならない。

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