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東西南北

12月5日(金)

 元軍警二人がパラナ州で未決拘留されたが、脱走した。一人(三五)は州立刑務所に入っていたが、二年前に脱走。もう一人(二七)は、高級住宅ビルや高級商店を専門に襲う犯罪組織のメンバー。二人は六月、クリチーバ市で起きたビル強盗の犯人とみられている。二人はほかの十三人と組んで、配達人、郵便配達などを装いビルに侵入し強盗を繰り返していた。
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 一日午後九時から十一時五十分まで、サント・アンドレー市で六人組強盗団が連続的に犯行を繰り返し、警察と銃撃戦を展開した。直接被害に遭ったのは二十人、車五台が盗まれ、犯人二人が死亡、流れ弾が通行人の脚に当たった。六人組は同市の機械修理工場を襲い、従業員二十人を人質に取った。小型トラック一台、オートバイ三台を盗んだ。さらに同工場から三キロ離れた所でオートバイ一台を盗む。この時点で警察が追撃を開始。犯人二人が乗っていたオートバイが壁に激突し、二人は住宅に隠れた。警察はこの二人を射殺した。
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 パラナ州ボカイウーヴァ・ド・スル市のベルチ市長(PFL)が二日、同市でのホモセクシュアルの居住を禁じる法令を発令した。家庭の威厳を尊重することがその理由。同令が憲法に抵触することについては「あいにくブラジルでは法に反することがたくさんある」と発言した。人権団体は三日にも市長を提訴する考え。同市長は市の人口(九千人)を増やすため、コンドームの使用禁止、ヴィアグラとピーナッツの配布を訴え、論議を巻き起こしたことで知られている。