12月9日(火)
ブラジル日本移民百周年記念祭典協会(上原幸啓理事長)の理事会が五日午後六時からブラジル日本文化協会内で行われた。上原理事長の訪日報告、ようやく正式な団体として発足した件や、理事会の現段階でのメンバーの発表、専任理事や専任会計などの任命、委員会統括幹事やプロジェクト委員の任命、百周年ロゴマークについてなどが話し合われた。
理事会には文協の上原会長、サンパウロ日伯援護協会の和井武一会長、ブラジル日本都道府県人会連合会の中沢宏一会長、JETROサンパウロの桜井悌司所長、JICAサンパウロの小松雹玄支所長、国際交流基金の吉井弘所長はじめ、ノロエステ連合日伯文化協会から末永建郎氏、ミナス日伯文化協会のケイジ岡崎美智子会長ら約四十人が参加した。
上原理事長の訪日報告の後、岩水マリオ文協専任理事から、九月十三日の総会で決議された定款案がさらに修正を加えた形で登記が行われ、正式な法人団体として発足した旨が報告された。
九月の総会で選任された副理事長九団体に加え、新たに次の二十団体が副理事長候補となった。正式な選任は次回総会で行われるが、すでに協力体制に入った。▼森圭一エリオ(聖南西スポーツ文化連盟)▼船田佳幸(汎ソロ連合日伯文化協会)▼當眞嗣合(サンジョゼ・ド・リオ・プレット日伯文化体育協会)▼藤沢国男(汎パウリスタ連合日伯文化協会)▼黒石光男(リベイロン・プレット日本文化協会)▼ケイジ岡崎美智子(ミナス日伯文化協会)▼村山惟元(西部アマゾン日伯協会)▼多原敏弘(バイア日伯文化協会連合会)▼清水明カルロス・ロベルト(ABC文化協会)▼波多野幸夫(サン・ベルナルド・ド・カンポ日伯文化連合会)▼高清(オザスコ日伯文化体育協会)▼上野ジョルジ(汎スザノ文化体育農村協会)▼大野ノブオ・カルロス(グアルーリョス文化体育連合会)▼上新(サントス日本人会)▼林繁(中西部日伯協会連合会)▼松井ジャジル(ゴイアス日伯文化協会)▼岩田健一(レシフェ日本文化協会)▼中村ヒデキ(ビトリア日系協会)▼麻生陽(南日伯援護協会)▼ヤジマ・ヤスヒロ(カンピーナス日伯文化協会)。(サントアンドレ日系団体連合会=半治牧会長=は現在、自身の定款の作成登録中)
松尾文協第三副会長は「全伯を網羅できるよう、もっと多くの団体に入ってほしい。これからも連絡を取り続ける」と呼びかけた。複数の関係者によれば、副理事長は「今後、四十~五十になりそう」とのこと。
次に専任理事、専任会計が選出された。推薦人は渡部和夫文協改革委員長。専任理事に岩水マリオ文協専任理事、第一書記に西尾ロベルト文協法務委員、第二書記には「日本語担当」として県連から後日指名する。
専任会計は伝田英二文協第四副会長、第一会計は酒井精一援協副会長。第二会計にはブラジル日本商工会議所から指名との話が出たが、会議所代表者は「持ち帰って検討する」とした。
これから発足する様々な委員会の上にたって管理する「統括幹事」は松尾文協副会長、十五日に締め切られる百周年記念プロジェクトを検討する「プロジェクト委員」には吉岡黎明文協第一副会長が選任された。今後は吉岡氏が記念プロジェクトの窓口も兼ねる。八日時点ですでに、記念プロジェクトには十前後の候補が持ち込まれている。
続いて、ロゴマークを作ることが決議され、全伯から募集するようなコンクールを開催し、賞金が出る形で行う希望が述べられ、近日中に詳細を詰める旨が申し合わされた。
最後にノロエステ連合の末永氏が、同地独自の百周年構想について熱く語った。
さらに、次回の総会を来年二月十四日に文協小講堂で午前九時半から開催することを決めた。