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『子どものくに』導入を=日語教師らすすめる=「徳育を重要視」

12月11日(木)

 鈴木出版株式会社(鈴木雄善社長、本社東京都)は、日語教育充実を目指し、日系社会に絵本の導入を呼びかけている。九日、同社の河本好之社長室長が、コレジオ・ジョアナ・ダルクの園田・林・アンナ日本語教師、TDBのモニカ・児玉・カンポス管理部長とともに来社した。
 同社の絵本「子どものくに」は、三、四、五歳向けにそれぞれ毎月一冊ずつ発行。国内では、毎月三万部の発行実績がある。案内に来社した河本好之社長室長は「この本の特徴は徳育を重視していること。読むことによって、他人を思いやる気持ちを養って欲しい」と語った。
 同コレジオでは、昨年八月から日本語教育の教材に試験的に導入した。園田さんは「言葉が少なく、絵が中心のため教材に使いやすい」と評価した。導入は現在検討中だ。
 同社は一九五四年創業、資本金六千六百万円。絵本、児童書、一般書、幼児教育図書を出版、販売。従業員六十二人。全国の幼稚園、保育所、小中学校の学校図書館三万七千施設に販売。
 詳細の問い合わせは、TDBのモニカさん(電話11・5562・0144)まで。