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骨董品窃盗が急増=露店商の留守を狙う

12月12日(金)

 【エスタード・デ・サンンパウロ紙十日】露店骨董品商協会のアウメイダ会長は九日、古美術品や骨董品の窃盗被害が過去二年で三百万レアルにのぼったと報告した。被害対象となるのは金細工や象牙細工、時計収集、宝石など。窃盗犯は顧客を装い取引するような振りをして、高価な在庫品の有無を調べる。
 露店の閉店後、店主を尾行して住居を確かめる。出店のため店主が住居を退出した直後か、店主が露店市に到着した直後に留守宅を襲う。露店市の骨董品商は二百人以上いる。
 サンパウロ美術館(MASP)やコロンビア街、ドン・オリオネ広場、ビシーガ区、ショッピング・ヴィトリーネ、ベネジット・カリスト広場などの骨董市(MUBE)に土、日曜日、出店している。
 店主らは、窃盗常習犯に見当をつけている。しかし、後難を恐れて警察へ届けていない。協会は警察に容疑者を通告して、捜査するように依頼した。