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ルーラ大統領 カダフィ大佐と会談=中東と関係強化せず

12月12日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】今回の中東訪問で最後の訪問国のリビアを訪れていたルーラ大統領は九日、カダフィ大佐主催の夕食会で、アラブ諸国と南米諸国との関係を強化するという同大統領の提案をカダフィ大佐に拒絶された。
 カダフィ大佐はルーラ大統領に、アフリカ諸国に対するリビアの外交政策の方針を明らかにし、代替案としてアフリカ、ラテンアメリカ諸国の首脳会議開催を提案した。ルーラ大統領はそれに対し、アフリカ諸国とラテンアメリカ諸国から五、六十人の首脳が一堂に会するのは会議ではなく、単なる寄り合いになると反対した。さらに同大統領は、今は「行動に移る」時で、アラブ・南米諸国の相互援助が最良の選択であるとカダフィ大佐に強調した。
 十日朝、軍用テント内で行われた会談でカダフィ大佐は、リビアと米国の関係改善に向けて行動していることを述べた。リビアに対する経済制裁が終了すれば、ブラジル企業はリビア市場に先を争って進出することを踏まえつつ、ルーラ大統領は「ブラジルは悠長に構えていられない」と述べた。この会談でルーラ大統領は経済、投資分野に話の矛先を向け、〇四―〇七年多年度計画で定められたインフラ整備計画はリビアにとっても良い投資先であるとカダフィ大佐への説得を試みた。
 十日午後、九日間の中東訪問を終えたルーラ大統領はトリポリを出発、ブラジリアへの帰路に就いた。

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