12月12日(金)
「彼はとっても文章が上手なの」と、ブラジル児童文学の巨匠モンテイロ・ロバットを誉める、おませなレベッカちゃん(一〇)。同巨匠の代表作『シッチオ・デ・ピカパウ・アマレーロ』の主人公エミーリアの格好で来社した。本当はナリジーニョの方が好きなアユミちゃん(十一)やマイちゃんも一緒。
彼女らの通うロベルト・ノリオ校(山内和子校長)では、今年一年間、同巨匠の勉強をしてきた。その成果を、十四日(日)午前十時からカンポリンポ・パウリスタのセーラ・ドス・クリスタイス農場で発表する。同農場を物語のように飾り付け、各クラスの児童全員が登場人物の格好をする。「まるで物語世界に迷い込んだような」演出になるそう。
四年生の送別会、幼稚部の卒園式も兼ねており、父兄会が寸劇も披露するそう。二百人以上が集まる予定で、山内校長は「OBの方も気軽にいらしてください」と呼びかけた。