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アニャンゲラ街道 トラック強盗多発=今年125件でトップ

12月16日(火)

 【アゴーラ紙十五日】運送業組合(SETCESP)は十三日、国内の国道で最も積み荷盗難が多いのは、アニャンゲラ街道のサンパウロ市からウベルランジア市の間であると発表した。今年の国内盗難件数五百四十六件のうち二三%に相当する百二十五件は同街道だ。
 続いてドゥットラの四十七件、レジス・ビッテンコルトの四十二件、カステロ・ブランコの三十四件、ドン・ペドロ一世の三十二件、フェルナン・ジアスの三十件などとなっている。
 積み荷で、最も狙われるのは食品、機械、薬品の順。盗難が最も多い日の順は、水曜日、火曜日、木曜日。盗難の多い月は四月、二月、三月、五月の順。
 盗難の多い場所は小都市の近くで比較的、道路警察の監視が手薄な場所。アニャンゲラ街道沿いの都市には盗難貨物の引き取り業者が集中している。同街道は支道が多く、逃走にも好都合などの理由がある。
 同街道を運送する運転手は、ほとんど全員盗難の経験がある。犯人は走行中の自動車からトラックへ飛び移る。積み荷の上を歩いて、運転手の窓へ伝ってくる者もいる。ガソリン・ポストで就寝中にも襲う。ほかには犯行グループが数台の車に分乗してトラックを囲み、停止するように命じる。