12月17日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】サントアンドレ市のセウソ・ダニエル前市長謀殺のシウヴァ容疑者に対する起訴状が、サントアンドレ裁判所で差し止めとなっている。起訴状には、共犯と見なされるクリンジェル・O・ソウザ市議や同市役所職員に対する起訴状も添付された。
一方、大統領府広報局のルイス・グシケン長官は、同事件の再捜査は一向に差し支えないし、政府に波及することもないと言明した。同事件はサントアンドレ市の地域的問題であり、大統領府は一切のかかわりのないことだと強調した。
同事件で捻出された不正資金に政府要人が関与しているという告発に対し、事実の証明を要求すると追及した。グシケン長官は、同事件の再捜査で公式に発言した政府要人第一号となった。新聞報道は記者の見解であって、政府要人の告発とは無関係だという。
ジェノイノPT党首は個人的意見として、事実解明は裁判所の守秘義務に立ち入ることになるとした。犠牲者の遺族がPTや要人を告訴しても、前市長の遺徳を偲びPTが遺族を告訴することはないと述べた。
再捜査を申請した被害者の実兄であるジョアン・F・ダニエル氏は、関与者としてジルセウ官房長官や大統領顧問のベルチオル氏、カルバーリョ氏を挙げた。三人は、コメントを断った。