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コンピュータネットワーク作り=南マ州にも学習機材を=JICAが贈って期待=生徒代表=「夢みたいなことができる」

12月17日(水)

 国際協力機構(JICA)サンパウロ支所(小松雹玄支所長)がドウラードス日本人会館・日本語学校に学習機材としてコンピュータなどを贈呈した。八日、二〇〇三年卒業修了式を兼ねて機材贈呈式が同校で行なわれ、ドウラードス日本人会役員や会員、共栄、らランジャリーマなどの日本人会会長、保護者ら約七十人が出席した。
 全伯レベルで日本語教育のコンピュータネットワーク作りを目指す小松支所長は「ドウラードス日本語モデル校には、南北マットグロッソ州における拠点校としての役割を期待している」とし、「ブラジル各地の日本語学校との情報共有、日本の人たちとの交流などを図り、日伯友好に役立てて欲しい」などとあいさつ。真砂睦シニア(業務調整)は、「広大な南マの大地に大豆やサトウキビが青々を植え、豊かな穀倉地帯を築いた移住者の皆様の努力が偲ばれ感激した」と当地の感想を述べた。
 小松支所長から南マットグロッソ州日伯文化連合会の小野亨右会長へ目録贈呈後、ドウラードスで日本語を教育指導する浄土信之JICAシニア・ボランティアがコンピュータとマグネット付きホワイトボード三式など機材を説明。同連合会の宮川順治副会長は「贈呈された機材を活かして、楽しく国際的な人間になりましょう」、モデル校の城田志津子校長は、「現在はコンピュータなしでは生活が成り立たない時代。時代のニーズにあった楽しい授業を心掛けたい」などと謝辞を述べた。
 また、同校を代表して堂前ゆきえさんが、「先生と一緒にホームページを作ったり、モデル校のことを世界中の人に知ってもらったり、こんな夢みたいなことが出来るようになるコンピュータを贈って頂いて、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。