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多くの地域で工業回復=9州・地域で増産=サンパウロ州、3カ月連続で上伸=トップはパラナ州

12月18日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】地理統計院(IBGE)は十六日、全国十二地域のうち九地域で、工業生産が向上したと発表した。トップのパラナ州をはじめ南大河州、全工業生産の四〇%を占めるサンパウロ州の十月生産高は景気回復の兆候が顕著であるという。サンパウロ州の十月工業生産は前年同月比で二・六%増、三カ月連続で増加。地域により目覚ましい進展ぶりを見せている。情勢は全般に、今年中盤より好転したとIBGEは報告した。

 十月工業生産の進展ぶりを地域別に見ると前年同月比で、パラナ州が七・六%増、南大河州が五・五%増、セアラ州が五・五%増、ペルナンブッコ州が二・一%増、全国平均は一・一%増。振るわなかったのはリオデジャネイロ州の四・〇%減、サンタ・カタリナ州の〇・九%減、ミナス・ジェライス州の〇・七%減。
 サンパウロ州の工業生産は、三月から七月の五カ月間にわたる続落を八月で食い止めた。資本財の設備投資または国内の恒久財市場での盛り上がりが、回復した原因のようだ。内訳では、電気通信機器が三八・九%、機械が一〇・五%であった。
 全国では、パラナ州の農薬など化学薬品が一四・八%、農機具やコンバインの機械が二二・六%。南大河州では農機具が一九・二%、農薬が一五・六%だ。
 一方、全国工業連盟(CNI)は、二〇〇四年度工業生産の成長率を四・五%と計上した。これは新規の設備投資を計上せず、現設備で来年度需要に対応したとして計算した。設備投資を行っての生産増加は、下半期に結果が出るものとみている。
 CNIは、産業界が景気の持続性と税制改革の成り行きを注目しているという。設備投資は、この二件の様子を見てから決めるようだ。ほかにミクロ経済政策の不在も、設備投資の妨げになっていると指摘した。ミクロ経済政策の打ち合わせ日程でもあれば、来年度の工業躍進に役立っていたと、政府の優柔不断を批判した。

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