今日、政権1年間の総括発表=改革の開始を強調=経済政策に顕著な成果
12月18日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】ルーラ大統領は十八日、同政権一年間の総括を発表する。エスタード紙は十七日の時点で、ルーラ政権総括の要点を先立って掲載している。同紙によると、政府は十八日午前十時に、約十分間のビデオテープを公表するという。テープは、政府が新政権に対する懸念を拭い去り、すでに変革が始まったことを強調する内容で、「二〇〇四年にブラジルがさらなる飛躍を遂げる」とルーラ大統領は声明する。
十八日にプラナウト宮で開かれる式典には、各省大臣らのほか、下院・上院議員や労働組合幹部、企業家、NGO団体代表なども出席する。ルーラ大統領は式典を盛大なパーティーにする意向でいる。
大統領は、複数の大きな試練を乗り越えてきたことで、ブラジルが発展の軌道に乗る準備ができていると明言する。
ルーラ政権総括発表に当たり、政府は各省大臣に総括報告書の提出を求めた。ルイス・ドゥウシ大統領府総務長官は、「大統領はこの報告書を参考にして、内閣改造を行なうだろう」と言明している。内閣改造は一月に実施される予定だが、予想されていた規模より小さくなるとみられている。
政府は「変革はもう始まった」をテーマに総括を発表する。今年度の総括だけではなく、来年の市長選および下院議員選も考慮した来年度のアジェンダを製作するよう各省に指示している。
大統領府広報局(Secom)は、ビデオテープのほかに、総括内容をまとめた雑誌も発刊する。ルイス・グシケン大統領府広報長官は、「政府の細部まで見えてくる発刊物である」と述べている。
総括のポジティブな要素として、インフレのコントロールや基本金利の下降、年金・税制改革の可決、為替の安定、貿易黒字二百三十億ドルなどを挙げている。だが、ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した失業率一二・九%や、就労者の所得の減少などのマイナス面についてはふれていない。
現在、ジュネーブで国連顧問役として活躍中のカルドーゾ前大統領は、ルーラ政権に関して「前政権の路線をよく引き継いでくれたと思う」とコメントした。