12月18日(木)
[既報関連]十月三十一日、サンパウロ市サウーデ区で洗濯屋を営むアルレッテ・チヨミ・ナカツさん(当時四一)が殺害された事件で、被害者の夫、セルジオ・アキヒロ・ナカツ容疑者(四四)が逃走している。セルジオ容疑者には、妻殺しを依頼した疑いが持たれており、裁判所が未決拘留命令を下していた。十七日付、ジアーリオ・デ・サンパウロ紙が報じている。
サンパウロ市第一陪審裁判所のアウベルト・アンデルソン・フィーリョ裁判官は、セルジオ容疑者と実行犯のルシエウド・バルボーザ・コンラード(二四)、ロニウトン・ソアレス・ダ・クルース、ラファエウ・ダ・シウヴァ・カンポスの三容疑者に対するロベルト・タルデッリ検事の告発を受理、セルジオ容疑者の未決拘留判決を下した。
セルジオ容疑者の弁護士、ルシアーノ・アンデルソン・デ・ソウザ氏(二七)は、同判決は仮釈放を求めてサンパウロ州陪審裁判所で再審理され、「裁判官は警察尋問で説明された訴えを検討することなく、未決拘留を命令した。彼が犯行に加わった証拠はない」としている。セルジオ容疑者が警察に出頭するかどうかは、同容疑者の意志次第と述べている。セルジオ容疑者は、自分が逮捕されるかもしれないという知らせを受け、涙を流し、ショック状態に陥っていたという。