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さくらホームを慰問=老ク連、歳末助け合い

12月19日(金)

 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、十四日にカンポスさくらホーム(岸眞司郎ホーム長、カンポス・ド・ジョルドン市)を表敬訪問、年末助け合い運動の寄付金を手渡した。同会から三十五人が参加、訪問のあと同市の観光を楽しんだ。
 同ホームは、十二月十四日現在、二十五人(最大五十人入居可能)が入居、十七人が従業員として働く。肺結核患者の療養所として運営されていたが、入居者の減少により九九年八月から特別養護センターとして再スタートを切った。入居費用は、一人部屋で五最低給料、二人で四最低給料、三人で三最低給料だ。
 「さくらホームには、寝たきり患者はいない」と言いきるのは、岸ホーム長。「部屋に帰って寝る人は、看護婦が連れ出して寝たきりにさせないようにしている」と明かす。
 同ホームの正面玄関には、ケシや百合などの花が咲く。「大工仕事や花を植えかえなどは、入居者がしている」と岸さん。入居者は、可能な範囲でホームの仕事を手伝っている。さくらホームの紫陽花は今が見ごろだ。