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「マリア―神の子の母」=人気のロッシ神父が出演
12月20日(土)
クリスマス時期にぴったりの国産映画「マリア―神の子の母」。約六百八十万レアルというブラジル映画の中ではかなり多い予算で制作された同映画は、カトリック教会の「信者を呼び戻したい」という切ない思いが伝わってきそうな映画である。
映画では二つのストーリーが並行して流れていく。
一つは、ブラジル・セルトン地方の貧しいマリア(ジオヴァンナ・アントネーリ)と体の弱い娘(アナ・ベアトリス・シスネイロ)の話。マリアが娘の健康診断の検査結果をとりに行く間、娘をあずかった神父が娘に聖母マリアの話を語り聞かせる。
神父役は、歌って踊るポップ神父で知られるマルセーロ・ロッシ神父。彼の役者ぶりは期待しない方が良い。
もう一つは、神父が語る聖書の世界で、娘の想像という形で描かれている。イエズス・キリスト役にはルイージ・バリセーリが選ばれた。
同映画は、十月十日にサンパウロ市で封切り。試写会では、会場にいた大勢の観客が感動して涙を流したという。
監督は無神論者のモアシール・ゴエス。ロッシ神父は、「映画のテーマを繊細に描いてくれる人を必要としていた。別にカトリック信者でなくても良かった」と説明している。
原題▼「Maria, a Mae do Filho de Deus」。制作▼ブラジル、2003年。
(エポカ誌、ヴェージャ・サンパウロ誌)