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集団強盗が2件発生=7人組、乗用車次々と襲う サンパウロ市

12月23日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】十八日夜、サンパウロ市内の二カ所でアラストン(集団強盗事件)が発生した。一件はアパート強盗、もう一件は信号待ちを利用した強盗である。
 アパート強盗は、パウリスタ大通りに近いセルケイラ・セーザル区パードレ・ジョアン・マヌエル通りの十一階建ての高層住宅ビル内で発生した。
 同日午後九時ごろ、ベージュ色のコンビ車に乗った八人組が現れ、リモコンでガレージの門を開いた住民の後に続いてビル内部に侵入した。
 八人組は門番や管理人一家を取り押さえた。警備会社への直通電話線を切り、住民三十人をガレージやゴミ箱の中に閉じ込めた。約二時間後に、アパート四軒で盗んだ金品を持って逃走した。管理人の十三カ月給与(ボーナス)や、住民のクリスマスプレゼントも盗んでいったという。
 同日、西部ピニェイロス区のドウトール・アルナウド大通りとカルデアル・アルコヴェルデ通りの信号で、信号待ちをしていた乗用車が次々と強盗に襲われた。
 七人組は、運転者の時計や財布、乗用車のオーディオなどを盗んだ。だが、地下鉄スマレー駅内で盗品を分けていた時に、警察に逮捕された。