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少年院から38人脱走=軍警との銃撃戦で1人死亡 サンパウロ市

12月23日(火)

 【アゴーラ紙二十一日】サンパウロ市北部ヴィラ・マリーア区Febem(州立未成年者支援財団。日本の少年院と少年刑務所が合体した施設)から二十日午前十一時五十分ごろ、院生三十八人が脱走した。うち一人は逃走中の銃撃戦で死亡している。
 院生たちは、軍警機動隊支部の正面にあるFebem一号棟の門から脱走し、同日夜までに二十八人が再度Febemに収容されている。
 軍警によると、少年たちは銃器を使って警備員を取り押さえた。約二十人が職員用のワゴン車で脱走を試みたが、門から出た時に軍警機動隊と出くわし、あっさりと捕まってしまった。
 残りの少年たちは走ってチエテー川沿岸環状道路に向かった。乗用車を盗み、逃走したという。
 アドリアーノ・A・マルケス院生(一八)は、警察との撃ち合いで死亡した。負傷者も数人出ている。