12月25日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三、二十四日】サンパウロ州高等裁判所は、麻薬取引で刑務所独房に入っているルイース・フェルナンド・ダ・コスタ(通称=ベイラ・マール)を一般刑務所に移すように命令。サンパウロ州刑務所監察官は二十二日、同裁判所の命令を受理した。
裁判所はベイラ・マールの身の安全を守るように要求し、刑務所監察官はベイラ・マールを独房から出すことを決断した。ベイラ・マールは八カ月前から、サンパウロ州プレジデンテ・ベルナルデス市の刑務所に収容されている。サンパウロ州内にある刑務所の中で最も警備の厳しい所に移される。サンパウロ州検察庁は、ベイラ・マールの件でさらに上告するとしている。 サンパウロ州検察局は二十三日になり、サンパウロ州高等裁判所に対しベイラ・マールの移送命令を停止するように求めた。 ベイラ・マールは、二月二十八日リオ市からサンパウロ州プレジデンテ・プルデンテ市へ移された。二回目は三月二十七日にアラゴアス州マセイオー市へ。三回目は五月五日にサンパウロ州プレジデンテ・ベルナルデスへ。この三回の移送で総額九十一万レアルかかったとされる。