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コラム オーリャ!

 正月飾りの鏡餅。神様と人を仲介役として、一年間の幸せを願って神前に捧げるものということは、周知の通り。
 鏡餅の丸い形は昔の銅鏡を表す。古来から、鏡は神様が宿るところとされていた。また、家庭円満の意味もあり、重ねた姿は、一年をめでたく重ねることを表現する。
 鏡餅の語源は、「鏡=鑑みる(かんがみる)」。良い手本に照らして考えるという意味から、「かんがみもち」と呼び、それが次第に訛って鏡餅になったとか。発祥は元禄年間という。
 三十一日午前九時半から、餅つき祭りがリベルダーデ広場で開かれる。一年間を無事に過ごし、来年への祈りを込めた祭りは、歴史ある日本人固有の文化だ。大晦日の一大イベントに読者も足を運び、餅に新年への希望を託してみてはいかが?
 「二〇〇四年が、より祝福された年になりますように」と――。(さ)

03/12/27