1月7日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ州水道局(Sabesp)は、十二月の雨量が増加し、一カ月前の貯水池水量低下が少しながら改善されたことを喜び、「この調子でいけばカンタレイラ貯水池の総貯水量の四〇%~五〇%までの水位に達する」と降雨に期待を寄せている。
当局のパウロ・ヨシモト上水生産部長は、「一月と二月の雨量が多ければ、貯水池の水位を元に戻すことが可能」と言明している。
十二月一日、カンタレイラ地方複合貯水池の水位は、総貯水量の一・六%まで減少し、過去三十年間の最低値を記録した。一方五日の水位は全体の四・三%と回復の兆しを見せている。水道局は三月までに、水位が四〇%まで増えると推測している。
給水技術の専門家たちは、「少々回復したとはいえ、現在の水位はまだ低すぎる。雨だけにたよって完全に水量を戻せるとは思えない」と、水道局の姿勢を批判している。
五日現在のその他の貯水池の水位は次の通り。
▼グアラピランガ=二二・四%▼リオ・グランデ=六五・七%▼リオ・クラーロ=五八・一%▼アウト・チエテー=一七・二%▼コチーア=一四・三%。