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企業存続には革新=常に問題意識持って対処

1月8日(木)

 【エポカ誌】企業のイノベーション(刷新、革新)は選択肢ではなく、延命の必須条件となっている。商品サイクルの短縮化に始まり、技術、市場、消費者趣向など全ての変化がスピード化している。これまでの考え方が通用しなくなった。
 しかし、ほとんどの企業家は過去の武器で勝負に挑んでいる。新しい問題が、新しい方法で新しい解決を望んでいることを理解できないでいる。販売戦略や配給戦略にのっとった新商品またはアイデア開発が、要求されている。しかし、企業内に刷新に対する抵抗は、どこでも大きい。
 この点、小企業ほど有利だと大企業はいう。刷新のための資金を持つのは大企業だと、小企業はいう。刷新は必要と知っていても、議論は堂々巡りをする。刷新が行動にならないなら、ワニのようにバッグになる。企業家は、企業活動を刷新できない理由を探し怠慢をもって是とする。
 企業が生き残りたいなら、どのように企業を刷新するかを考えよう。答えは簡単。あなたは、顧客の悩みを事前に察知できるか。サービスまたは製品の質向上、無駄使い防止、新販売網の開拓、製造工程の簡略化、事務管理の簡略化、敏速な集配、従来のシステムの盲点など、刷新すべきことは、無限にある。
 刷新は変革だ。昨日まで考えていたことは、昨日まで最善の考えだった。しかし、今日は同じことを廉価に敏速に、より魅力的な品質のものを造れるはずだ。それを競争相手より先に、発見すること。それは、誰でも昼夜考えている。新製品が市場に発表されたら、三社が誕生し、三社が閉業に追い込まれる。
 刷新も変革も、ポイントは創造力。人は全員、生来創造力を持っている。創造力は風のようにやって来て、去って行く。犬が星を見るように、風のような創造力を見過ごすか否かの違いだ。より早く、より安く、より簡単に、より美しく、より現実的に、より計画的にと問題意識を持っていたら、風のようにやって来るアイデアも見逃さない。