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教育学部が定員割れ=教員の安い給料が原因
1月9日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙・フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】国公立大学の教育学部の学生数が定員の半数に満たないことが、国立教育調査院(Inep)の「〇二年高等教育調査」で明らかとなった。
国公立大学の入学時の定員割れ総数は一万二千五百六人で、そのうち教育学部は六千六百四十一人(定員の五三・一%)。一方、私立大学ではそれぞれ、四十八万二千五百七人、九万八千百三十八人(同二〇・三%)となっている。
Inepのピント教育情報部長は教育学部の定員割れの主な原因は教員の給与レベルの低さにあるとみる。ブラジル地理統計院(IBGE)の〇一年のデータによると、教員の平均給与は八百六十六レアル、市警は千五百十レアル、医師は二千九百七十三レアル、判事は八千三百二十一レアルとなっている。
もう一つの原因として、教育学部がそれほど必要とされない地域の大学に定員が多いことを同部長は挙げる。「都市部の大学に定員は多いが、潜在的な入学希望者は地方に多い」。
Inepが〇三年に公表したデータは、ブラジルの公立学校がすでに教員不足に悩んでいることを示している。第五学年から第八学年では教員が二十五万人以上必要とされ、高等学校でも教員は不足。物理と化学の教員が特に足りないという。