1月10日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】三日前からロイマ州の州都ボア・ヴィスタ市は孤立し、緊張が高まっている。
農場主たちは、インジオの土地、ラポーゾ・セーラ・ド・ソルを保護区に認可しようとする政府に抗議し、ボア・ヴィスタ市に通じる道路を封鎖している。連邦道路警察は道路を封鎖している何百台ものトラクター、トラックを撤去する方法がないと、お手上げ状態だ。
八日午後まで、インジオたちは国立インジオ基金(Funai)の事務所を占拠し、教会に侵入すると脅迫していた。商店主たちは七日、農場主たちを支持し、店の営業を中止した。
同州の連邦警察は州都から二百二十キロ離れたインジオの集落、スルムルに人質となっている三人の宗教関係者を釈放するよう説得を試みている。
農場主たちはウイラムタン市と田を含む百七十五万ヘクタールの土地をインジオ保護区に認可しようとする法務省に反対し、認可はごく一部の土地に限るべきだと主張する。問題の土地にはインジオのマクシス、ウアピシャーナスといった部族一万五千人とインジオ以外の七百人が居住している。
ポルテーラ州知事は、ブラジリアでバストス法相と会合を持ち、事態の打開を探るよう努力すると述べた。同知事は問題の土地が認可されると、同州の四六%がインジオ保護区になるとして、訴訟も検討している。